フリーランスになって1年が経ちました

フリーランスになったのが昨年の9月なので正確には1年と1ヶ月が経過しました。せっかくなので簡単な振り返りとか感想みたいなものを記録しておこうと思います。

1年を振り返って、理解あるクライアントに感謝

元々の想定通りなんですが、この1年はクライアント1社とずっと仕事してました(継続中)。結局1社なので人からはフリーランスっぽくないとよく言われます。クライアント企業の新設部署のエンジニアとして業務委託契約してるんですが、今は1人で技術系全て見てるのでなかなか別の仕事に探したり手を出せないというのが正直なところです。あと最初は週4日だったのが途中で5日に変わりました。悪く言えば社員と変わらないですし、良く言えば仕事的にはとても安定している状態です。

働き方は理想的な状態

今は完全にリモートになっています。クライアント企業は基本的に社員はフルで常駐でどちらかと言うと古い体制なので、これは業務委託だからこそ出来てる事だと言えます。お客さんと合意さえ取れれば如何ようにでもなるという点は、業務委託の最大のメリットですね。元々フリーランスになった動機が家庭と仕事の両立にあったので、この状態は本当に満足がいくものでした。お客さんがとても理解がある方なので感謝しかないです。

ちなみに最初からリモート勤務だったわけではなくて、契約当初はAM10:00~PM5:00で常駐していました。そのうち週1日リモートになり、次第に週1日のみ常駐に変わって、現在では特に常駐する日は決まってません。元々お客さんの拠点が複数あってチームとしてはリモートの必要性があったのでこの働き方は自然な流れだったような気もします。今はクラウド使って仕事していれば「契約上の制約」「同調圧力」を抜きにすればリモートが効率的なんだと思います。とは言え、もちろん信頼がある事が前提ですが。

技術的な経験

クライアント企業にはシステム部もあるんですが、ぼくは新設部署の1人エンジニアという立場で組織的に完全に縦割りな中で仕事しています。とは言え、どんな技術を使うか・この設計で良いか等は大まかに合意をとったりはしてます。なので完全に縦割りというわけでもないですが。ただ他の技術者とチームメイトのような形でレビューしたり・受けたりという事ができないのが物足りないですね。

ちなみにフリーランスになってPHP少しひさしぶりに書きました。今のクライアント企業のように技術バリバリでなく少人数の会社では引き継ぎなども考えるとPHPしかほぼ選択肢がないです(ツール・サブシステムまわりでRuby/Node.jsも使いましたが最低限にしてます)。ここ1年はPHP的には「WordPress」「Laravel」のシステム開発がメインでした。

技術要素としてはAWS/OpsWorks(Chef)/Nginx/PHP7/WordPress/Laravel/Node.js/Socket.io/React/ES2015/Sass/Rubyみたいな感じです。AWSはOpsWorksを中心にインフラはコード化して再利用できるような仕組みを作ってました。

会社員と大きく違うところ

「経費精算」「確定申告」は当然違う点でけっこうめんどいです。あと請求書発行したり等も会社員とは違う点ですね。これらも重要な違いではあるんですが、ぼくの場合、主に精神面でどんな違いがあったか書いておきます。

自分の仕事により集中できる

会社員だった時は自分の所属している組織について色々考える事が多かったんですが、そういう事がなくなりました。イメージとしては以前は「会社」「家族」といった共同体があってなんというかその狭間の葛藤があった気がします…。わかりやすく言うと会社で評価されようと頑張るとそれだけ家庭がおざなりになるというか。今は共同体としては「家族」のみで、あとは「お客さん」という仕事の対象があるだけなのでとてもシンプルです。自分の仕事に対してはもちろんこだわりだったりコミットメントは持ちますしお客さんからの信頼は特に気にするんですが、お客さんの組織の共同体の一員としての評価を気にすることはないので、個人的にはずいぶんとラクです。

会社を共同体として捉えるのは日本だけという話もあるんですが、どうなんでしょうか。アメリカなどのほうが社員であっても「仕事」に対する割り切りがあるイメージがあります。

リテラシーに関する意識が向上する

会社員よりも「知ってて得する」あるいは「知らないと損する」事が多いと思います。たとえば、契約単価の相場だったり、契約内容だったり。あと税対策に関しても同じことが言えると思います。何もしてなければ税金で持っていかれる額は大きいわけで。何にしろ個人で社会を生きていくのでリテラシーがとても重要です。サバイバル感はあるかもしれません。

技術に関するリテラシーは会社員でも大事なので、そこはそんなに大きくは変わらないかもしれませんね。ただ、自分の場合は以前よりもハマりどころの少なさやデファクトかどうかなど技術選択の慎重度は増した気がします。

個人的にはこの2点が精神面で会社員と違うし変わったなと思いました。そして自分にとってはとても良い変化でした。

次の1年をどう過ごしていくか

フリーランス2年目が既に始まっています。クライアント企業の事業の状態に左右はされそうですが、お客さんの意向としてはもうしばらく契約が続いていきそうです。案件はどうなっていくか分からないのでその時その時で考えたいんですが、自分の取りたい方向性だけ考えておきたいなと思いました。

視野を広げておく

将来の選択肢を増やすためにもリテラシーを向上する意味でも視野を広げる活動は大切だなと思ってます。特に今できる事以外の領域を経験できると引き出しを増やす意味で良いと考えています。特に思いつくのは下記の領域です。

  • マーケティング
  • 海外との仕事
  • AIなどの専門知識が必要になる技術

マーケティングは今のお客さんが専門職なので仕事の中で意識すれば知識を深めていく事ができそうです。海外との仕事とAIに関しては何かきっかけを見つける必要があります。海外という意味では留学も良いかも。

お金の運用を始める

投資は今まであまり興味がなくて何もしてませんでした。ただ、未だに人的資本だけしか見えてないのはマズイですし何か始めるのも良いかなと思っています。最近何冊か本を読んでいたんですがインデックスファンド等はシンプルですし運用の考え方的にも興味が持てました(橘玲さんや山崎元さんの本を読んでます)。

リテラシーを持つ意味でも老後などへの将来の具体的な段取りをするのは精神衛生上も良いのかなと思っています。まあ、これはフリーランス関係ないよって話かもしれませんが、会社員じゃない分自分で自衛する意識は必要ですので。